いけばな松風創流100周年記念華展       「花ノ記憶」 

 2021年5月8日(土)〜10日(月)、高崎シティギャラリーに於いて
 いけばな松風創流記念華展「花ノ記憶」が催されました。

 華展の作品をご紹介します。
 ご覧になりたい写真をクリックして下さい。
令和3年5月8日〜10日、いけばな松風創流100周年を記念してのいけばな展を群馬県高崎市のシティギャラリーにて催しました。

コロナ禍での開催という事もあり、今回のいけばな展ではそれぞれの個性を活かしつつも、全体に心地よい風が流れるよう調和を第一に考え、会場を構成致しました。

ご来場いただいた方に穏やかで明るい気持ちになっていただこうと、向かって正面はカラフルな色のグラデーションを、その裏面には家元撮影の空や海などの写真を背景として作品を展示しました。
また、流派の基本の花型を展示するとともに100年の歩みをパネルでご紹介しました。

家元の作品はバラの写真を背景に、モミジ・モンステラ・バラ・ガーベラをいけ、副家元は緑の背景にニシキギウラジロノキ・ツゲ・キングプロテアを合わせ、欅の皮をステージに敷き詰めました。
どちらの作品も枯れた素材に瑞々しい緑や花を合わせることで100年の時の流れを表現しています。

沢山の温かいお言葉を頂戴し、盛会裏に会期を終えることができました。1921年(大正10年)初世家元塚越応mによって蒔かれた種が、二世、三世と受け継がれ、会員の花への情熱を糧に、100年の大樹となりました。

私たちが長きにわたり着実に歩みを続けてこられたのも、ひとえに皆様のご支援の賜物と改めて御礼申し上げます。


塚越応鐘(家元) 塚越応駿(副家元)

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